SH-Mobile用組み込みLinuxを、日立製作所と共同開発
2002年6月25日 |
報道資料 | 株式会社アックス |
アックスは、SuperHモバイル・アプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」向け組込み用Linuxを、
日立製作所と共同開発しました。
axLinux/SH Mobileを開発
株式会社アックス(本社:京都市中京区、以下アックス)は、株式会社日立製作所(本社:東京都千代田区、以下日立製作所)のSuperHモバイル・アプリケーションプロセッサ「SH-Mobile」向け組込み用Linuxを、同社と共同で開発いたしました。
axLinux/SH-Mobileは、アックスが開発したaxLinuxを SH-Mobileに移植したものです。SH-MobileプロセッサとaxLinux/SH-Mobileとを組み合わせることにより、次世代携帯電話など高機能なモバイル機器の開発が容易になります。
axLinux/SH-Mobileには次のような特長があります。
- 内蔵するDSPをLinuxアプリケーションから効率的に利用可能
DSP用ライブラリの提供や、特定のプロセスが占有的にDSPを利用するための機構を付加。 - 組込み用に最適化したコンパクトな構成
組込み向けカーネルと極小化されたコマンドを持ち、1MBのROM と4MBの4MBのシステムから動作します。 - マルチメディア向けスケジューリング
Linuxカーネルをチューニングし、複数タスク動作時の動画再生などが、通常のカーネルよりもスムーズに行えます。
DSP演算中のプロセスが計算を中断され難い、新たなスケジューリング・ポリシも導入。 - インターネット一発接続
PPP(ダイアルアップ)やEthernetなどによるインターネット接続を完全サポート - ハードディスクやCompactFlashなどのディスク装置が不要
- 強力な開発環境を提供
リモートGDB、視覚的デバッグツール、カーネルやネットワークの統計情報 収集機能を備えます。
SH-Mobileは(株)日立製作所が開発した次世代携帯電話向32bit RISCプロセッサで、携帯電話の音声、動画などのマルチメディアアプリケーションを専用に処理するプロセッサです。以下の特長があります。
- 各種ベースバンドLSIと接続可能
- カメラモジュールと直結可能
- 必要な時にのみSH-Mobileを動作させる電源分離機能内蔵による低消費電力設計
- axLinux/SH-Mobileの配布とサポートはアックスが行います。
アックスと日立製作所は、今後も、axLinux/SH-Mobileの普及に向け共同で取り組んでまいります。
関連URL
(株)アックス:http://www.axe-inc.co.jp/
axLinuxホームページ:http://www.axlinux.com/
日立半導体ホームページ:http://www.hitachisemiconductor.com/jp
共同開発に関する日立製作所のニュースリリース:http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0625/index.html
お問い合わせ先
axLinuxについてのお問い合わせはアックスまでお願いします。
(株)アックス 営業部
〒101-0021
東京都千代田区外神田3-14-3福栄秋葉原ビル6F
TEL 03-5298-6991/FAX 03-5298-6992
e-mail:eigyo@axe-inc.co.jp
SH-Mobileについてのお問い合わせは(株)日立製作所 半導体グループまでお願いします。
(株)日立製作所 半導体グループ システムソリューションビジネスユニット
マーケティング本部 モバイルシステム部
〒100-0004 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 (日本ビル)
TEL 03(5201)5234 (ダイヤルイン)
商標
式神と布目は、株式会社アックスの登録商標です。
axLinuxは、株式会社アックスの商標です。
SuperHは、株式会社 日立製作所の商標です。