ルネサス テクノロジ製SH-2(SH7619)に搭載するLinux OSを開発
2005年11月16日 |
報道資料 | 株式会社アックス |
アックスは、ルネサス テクノロジ製SH-Etherマイコン SH-2(SH7619)に搭載する
Linux OSを開発しました。
マイコンに搭載するLinux OSを開発
株式会社アックス(本社:京都市中京区、以下アックス)はこのほど、(株)ルネサス テクノロジ製のSH-Etherマイコン SH7619に搭載するLinux OSを開発しました。
SH7619は、SH-2をCPUコアとしたEthernetコントローラを1チャンネル内蔵した製品です。CPUの最大動作周波数は125MHzで、163MIPSの性能を発揮します。
アックスは組込み用マイコンに搭載するLinux OSとして、幅広く採用されているアックスのaxLinuxをルネサス テクノロジおよびLinuxコミュニティと協力してSH7619に搭載するaxLinux/SH-2の開発を行ってまいりました。
SH7619はイーサネットコントローラなど搭載したハードウエア仕様に加えてaxLinuxの搭載により、DVDレコーダ、薄型テレビ、オーディオコンポ、プリンタ、複写機などのネットワーク対応に向けて最適なソリューションの提供が可能となりました。
axLinux/SH-2の配布とサポートはアックスが行います。
アックスは今後200MHzで動作可能なSH7206グループ(SH-2A)に、SH7619同様組込み用LinuxとしてaxLinuxを移植する予定です。
axLinuxは株式会社アックスの商標です。
axLinux/SH-2の特長
- 組込み用に最適化したコンパクトな構成
ROM化可能な組込み向けカーネルと極小化されたコマンドを持ちます。 - マルチメディア向けスケジューリング
Linuxカーネルをチューニングし、複数タスク動作時の動画の録画/再生などが、通常のカーネルよりもスムーズに行えます。 - インターネット一発接続
無線LAN, EthernetやPPP(ダイアルアップ)などによるインターネット接続を完全サポート - ハードディスクやCompactFlashなどのディスク装置が不必要
- 強力な開発環境を提供
リモートGDB、ICEなどをサポートします
SH7619の特長・仕様
- CPU:SH-2 (ルネサスオリジナルSuperH 32ビットRISC)
- 命令/データ混在キャッシュ (16kB)
- 内蔵RAM (16kB)
- Ethernetコントローラ専用DMAC (E-DMAC)
- Ethernetコントローラ (MAC IEEE802.3u準拠)
- Ethernet物理層 (PHY) 内蔵 他
axLinuxについてのお問い合わせはアックスまでお願いします。
アックスお問い合わせ先
製品・サービスに関するお問い合わせ:株式会社アックス 営業部
E-mail:eigyo@axe-inc.co.jp
報道機関からのお問い合わせ:株式会社アックス 社長室
E-mail:kikaku@axe-inc.co.jp
東京支店:
〒101-0021 東京都千代田区外神田3-14-3 福栄秋葉原ビル7F
TEL:03-5298-6991 FAX:03-5298-6992
本社:
〒604-0857 京都府京都市中京区烏丸通二条上ル蒔絵屋町280 マニュライフプレイス京都烏丸8F
TEL:075-213-7075 FAX:075-213-7076
ホームページURL:http://www.axe-inc.co.jp/
axLinuxホームページ:http://www.axlinux.com/
株式会社アックス(AXE, Inc.)概要
創立:1992年4月15日
本社:京都府京都市中京区烏丸通二条上ル蒔絵屋町280
資本金:2億6540万円
従業員数:36名 (2005年11月1日現在)
主要事業:組込み向けソフトウェアの開発と販売
SH7619およびルネサス テクノロジお問い合わせ先
株式会社ルネサス テクノロジ http://japan.renesas.com/
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