東芝のMePに搭載する組込みLinux OS「axLinux for MeP」を開発
2005年9月8日 |
報道資料 | 株式会社アックス |
アックスは、東芝のMePに搭載する組込みLinux OS「axLinux for MeP」を開発しました。
株式会社アックス(本社:京都市中京区、代表取締役社長:竹岡尚三、以下アックス)はこのほど、 株式会社東芝が開発したMeP(Media embedded Processor)に搭載可能な組込みLinux OS「axLinux for MeP」を開発しました。
MeP (Media embedded Processor)は株式会社東芝が開発した、デジタルメディアSoCのための32ビットRISCプロセッサです。 共有メモリ型非対称マルチプロセッサ、コンフィギュラブルかつ拡張可能なプロセッサコア、階層バス構成という特徴を持ち、 デジタルTV、STB、カーナビゲーション、携帯電話といったデジタルメディア機器の画像、音声の処理をアプリケーションに合わせて最適化することが可能です。
axLinuxとMePのマルチコア技術により新たな次世代デジタル機器の設計が可能になりました。
axLinux for MePの特徴
- 組込み用に最適化したコンパクトな構成
ROM化可能な組込み向けカーネルと極小化されたコマンドを持ちます。 - マルチメディア向けスケジューリング
Linuxカーネルをチューニングし、複数タスク動作時の動画の録画/再生などが、通常のカーネルよりもスムーズに行えます。 - インターネット即時接続
無線LAN, EthernetやPPP(ダイアルアップ)などによるインターネット接続を完全サポート - ハードディスクやCompactFlashなどのディスク装置が不必要
- 強力な開発環境を提供
リモートGDB、ICEなどをサポートします
MePの特徴
MeP SoCは複数のMePモジュールから構成されています。各MePモジュールはMePコア、バスI/F等から構成されています。
- MePコア
コンパクトで高性能な32ビットのRISCプロセッサコアです。オプション命令やメモリサイズを設計時に選択できるコンフィギュラビリティを持っています。また、拡張部を接続するためのインタフェースを用意しています。 - MePモジュール
MePコアと拡張部、そしてローカルバスを制御しかつグローバルバスに接続するためのバスI/Fとから構成されます。このMePモジュールが、特定のアプリケーションを実行するためのカスタムプロセッサとなります。 - MeP SoC
MePモジュールを用いたSoCです。複数のMePモジュールを使用したり、TX System RISC などのホストプロセッサを組み込んだりすることができます。
MeP関連情報
MeP公式ホームページ
URL:http://www.MePcore.com
アックスはMePアライアンス・パートナーの13社に正式に加盟し、
東芝のMePにおいて組込みLinux技術を提供しています。
MePアライアンス・パートナーのホームページ
URL:http://techon.nikkeibp.co.jp/LOC/MEP/
株式会社アックスについて
AXEは、移動体、携帯機器やインターネット家電に必要な基本ソフトウェアと知的情報処理のための人工知能(AI)技術、およびその運用のためのサーバ技術を開発提供し、それらの開発サポート、コンサルテーションを行うディストリビュータです。axLinux、式神は、株式会社アックスの登録商標です。その他記載の社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。
以上
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URL:http://www.axe-inc.co.jp
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