リアルタイムトレース対応MDK-ARM3.20を販売開始
2008年5月9日 |
報道資料 | 株式会社アックス |
アックス(独KEIL社日本総代理店)は、
リアルタイムトレース対応MDK-ARM3.20の販売を、開始しました。
この度、株式会社アックス (本社:京都市中京区、代表取締役社長:川崎 淳、以下アックス) は、リアルタイムトレースが可能なKEIL社(An ARM Company)製品MDK-ARM Ver 3.20の販売を開始致しました。
また、今回KEIL社からは、独SEGGER社製デバッガJ-LinkとETM対応J-TraceがMDK-ARMに対応と発表がありました。
MDK 3.20リアルタイムトレースのサポート
RealView®マイクロコントローラ開発キット(MDK-ARM)は、Version 3.15b以降における、Cortex(TM)-M3プロセッサベースのデバイス向け、リアルタイムトレースのサポート開始を発表しました。
Cortex-M3プロセッサベースのデバイスは、新しいシリアルワイヤ(SW)デバッグモード、JTAGインターフェースの2ピンインターフェースへの交換、および新しい機能に対応します。
シリアルワイヤビューワ(SWV)では、さらにピンが1本追加され、割り込み実行、選択された変数のデータの読込み/書込み、イベントカウンタ、ユーザトレースデータに関するリアルタイムトレース情報を提供します。
トレースレコードウィンドウにトレース情報をリアルタイムに表示
これらの特別な機能およびリアルタイムトレース機能は、すべて、標準のRealView MDK とULINK2 またはULINK-ME を使用して利用できるため、ソフトウェアまたはハードウェアツールを別途追加する必要はありません。
SEGGER J-Link のサポート
SEGGER J-Link は、ARM7(TM)、ARM9(TM)、Cortex(TM)-M3 ベースのデバイスをサポートする、最大JTAG 速度12MHz のJTAG-USB アダプタです。20 ピンまたは14 ピン(オプション)の標準JTAG コネクタを使用して、すべての評価ボードおよびターゲットハードウェアとインターフェースします。
SEGGER J-Trace のサポート
SEGGER J-Traceは、ARM7およびARM9の全デバイスに対してリアルタイムトレースおよびJTAG デバッグを実行する、ETM(エンベデッドトレースマイクロセル)を内蔵した一体型ユニットです。 2MB トレースバッファの内蔵により、最大200MHzの速度での高速命令およびデータトレースが可能になり、38 ピンMictor ケーブルでターゲットデバイスに接続します。J-Trace は、20 ピンコネクタ経由の標準JTAG ターゲットデバッグのための、J-Link インターフェースも内蔵しています。 |
J-Link と J-Trace について
J-Trace からのトレース情報は、他のµVision デバッグおよび分析ツールとシームレスにインターフェースする、インジケータウィンドウに表示されます。
J-Link は、各種ベンダーの複数のスターターキットに同梱され、SAM-ICE(Atmel 製)およびmIDAS-Link (Analog Devices 製)と同じ機能を持ちます。J-Link の直接のサポートにより、他のツール製品およびスターターキットと比べると、独自で高度なRealView MDK の機能を即座に活用できます。
KEIL社について
ARM社の子会社であるKEIL社は、ARM7/ARM9./Cortex.-M1/M3、SC100/200/300、XC16x/C16x/ST10、8051、251、プロセッサベースのコントローラ製品向けにCコンパイラ、マクロアセンブラ、リアルタイムカーネル、デバッガ、シミュレータ、統合開発環境、および評価ボードを製造しています。KEIL社の製品の一例をあげると、エンベデッド開発ツール、評価ソフトウェア、製品の更新、アプリケーションノート、サンプルプログラム、技術サポートなどがあります。KEIL社についての詳細は、http://www.keil.comでご覧になれます。
ARM社について
ARM社はモバイル、ホーム、エンタープライズの各ソリューションから、エンベデッドアプリケーションや最新のアプリケーションまで、先端のデジタル製品の中枢に位置するテクノロジーをデザインしています。ARM社の総合製品群には、16/32ビットRISCマイクロプロセッサ、データエンジン、3Dプロセッサ、デジタルライブラリ、エンベデッドメモリ、ペリフェラル、ソフトウェア、開発ツール、およびアナログ機能、高速接続製品などがあります。同社の広域的な提携関係も加わり、トータルシステムソリューションを提供する、先端エレクトロニクス企業としての地位を、市場で着実かつ確実に築き上げています。
ARM社についての詳細は、http://www.arm.comでご覧になれます。
アックスについて
アックスは、常にハイエンドな要求に応える技術を提供しています。1990年代より電子手帳ザウルス、オリンパス社のデジカメに採用され、実績十分な組込み技術と、1980年代よりUNIXサーバで培ったIT技術を、組込み用Linux「axLinux」として提供しています。 またライセンス条件の緩い高性能UNIX系OSとして「組込みBSD」、実時間指向の小規模組込みOS「XTAL」、携帯Linuxマシン向けの組込みGUI環境「式神」、オーディオ機器や車載・マイコン制御に最適な「POSIX準拠RTOS」、ARM社純正開発ツール「RVDS」とアックス製OS群とのバンドル製品、小さなシステム開発で定評あるKEIL社のARM社純正開発ツール「RealView MDK-ARM」やHitex社の開発ツール「Tantino/Tanto for ARM」を提供しています。
本件に関するお問合せ先
株式会社アックス
<製品に関するお問合せ> 営業部KEIL担当 E-mail:keil@axe-inc.co.jp
<プレスに関するお問合せ> マーケティング部 E-mail:marcom@axe-inc.co.jp
東京支店:〒101-0021 東京都千代田区外神田3-14-3 福栄秋葉原ビル7F
TEL:03-5298-6991 FAX:03-5298-6992
本社:〒604-0857 京都府京都市中京区烏丸通二条上ル蒔絵屋町280
マニュライフプレイス京都8F
TEL:075-213-7075 FAX:075-213-7076
ホームページURL:http://www.axe-inc.co.jp/
株式会社アックス(AXE, Inc.)概要
創立:1992年4月15日
本社:京都府京都市中京区烏丸通二条上ル蒔絵屋町280
資本金:2億6540万円
従業員数:66名(2008年5月9日現在)
主要事業:組込み向けソフトウェアの開発と販売
※プレスリリースに記載された情報は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。
※axLinux、式神、XTALは、株式会社アックスの登録商標です。ARM、RealView、µVisionは、ARM Limitedの登録商標です。Keil、CortexはARM Limitedの商標です。その他のブランド名または商品名はすべて、各所有者に帰属します。「ARM」はARM Holdings plc、同社の事業会社ARM Limited、および各地域の子会社ARM INC.、ARM KK、ARM Korea Ltd.、ARM Taiwan、ARM France SAS、ARM Consulting (Shanghai) Co. Ltd.、ARM Belgium N.V.、AXYS Design Automation Inc.、AXYS GmbH、ARM Embedded Solution Pvt. Ltd.、ARM Physical IP, Inc.、およびARM Norway ASを言及する場合に使用されます。