組込み用 仮想化基本ソフトウェア(ハイパバイザ)「蛍」のV850対応
2010年11月11日 |
報道資料 | 株式会社アックス |
組込み用 仮想化基本ソフトウェア(ハイパバイザ)「蛍」のV850対応
組込み用 仮想化基本ソフトウェア(ハイパバイザ)「蛍」のV850向け対応を発表
この度、株式会社アックス (本社:京都市中京区、代表取締役会長:竹岡尚三、以下アックス)は、独自の組込みOS技術と実時間技術で、実時間処理可能な仮想機械を実現するハイパバイザ「蛍」の、ルネサス エレクトロニクス株式会社(本社:東京都千代田区)製32ビットマイコン「V850」対応を行いました。
ハイパバイザ「蛍」の主な特徴
- ルネサス エレクトロニクス株式会社との緊密な連携のもとで、ハイパバイザ 蛍のV850仮想化対応を実施
- V850が持つハードウェア・マルチ・スレッド対応
- 仮想機械ごとに、ハードウェア・マルチ・スレッドの各スレッドの割り当てが可能
(一つの仮想機械に複数のスレッドを割当て可能) - V850ハードウェアが備える仮想記憶機構やメモリ保護機能の能力のすべてを引き出す
- 世界に先駆けた組込み用ハイパバイザ
- 実時間性をもつ仮想機械を実現したハイパバイザ
- 1つの物理CPU上に複数の独立した仮想機械を実現
- 各仮想機械では、同時に個別に全く異なるOSを起動
- 実時間OS μiTRON, 絹(POSIX 1003.1 3API準拠), AUTOSARなどと、Linux, BSD, Solaris, Android, MeeGo などのIT情報系OSを、同時に独立した仮想機械で実行
- 実時間OSの実行の安全性が保証される
- 実時間OSのバグ、フォールトが、他の仮想機械に影響しない
- Linuxのセキュリティ・ハザード、バグ、フォールトが、他の仮想機械に影響せず、実時間性を阻害しない
- アックス独自のスケジューリング技術で、最悪値を保証した仮想機械のスケジューリングを行う
- 高度化する車載機器、高機能通信機器、高機能FA制御機器、ネット・オーディオなどに最適
サポートCPU
IA32, x86, MIPS, ARM, V850系
アックスについて
アックスは、1990年代より電子手帳ザウルスやオリンパス社のデジタルカメラに採用されるなど実績十分な組込み技術と、1980年代よりUNIXサーバで培ったIT技術で、常にハイエンドな要求に応えています。アックスが独自に高性能化したマルチメディア向け組込みLinux「axLinux」、ライセンス条件の緩い高性能UNIX系OSとして「組込みBSD」、実時間指向の小規模組込みOS「XTAL」、携帯Linuxマシン向けの組込みGUI環境「式神」、オーディオ・車載・制御分野に最適なPOSIX準拠RTOS「絹」、車載OS「AXE-AUTOSAR」の提供を行っています。また、イーフロー社との協業により、組込みJava、HyperDroid(組込み仮想化対応Android)、組込用ブラウザのワンストップ提供を行っています。また、ニッコム社の組込み機器向けユーザインターフェースデザイン&開発の統合環境「Cybelius Maestro」の提供、Hitex社の開発ツール「Tanto/Tantino for ARM」等の輸入販売を行っています。さらに、国内外の半導体メーカとの提携により、各種組込みCPUの充実したサポートを行っており、LinuxなどのOSをお客様の基板に移植するサービスから、組込み専用アプリケーションの作成方法のコンサルテーションまで、組込み分野のワンストップな問題解決を提供しています。
本件に関するお問合せ先
株式会社アックス 営業部
・WEB送信:こちらのフォームより、お問い合わせ項目の「蛍」をチェックして送信してください
・住所:〒604-0857 京都府京都市中京区烏丸通二条上ル蒔絵屋町280マニュライフプレイス京都8F
・TEL:075-213-7075
・FAX:075-213-7076
・URL:http://www.axe-inc.co.jp/
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